2010年 04月 23日
ビリー・バッド |
昨日はブリテンのオペラ「ビリー・バッド」のドレスリハーサルでした。私が休んでいる間に練習が進み、曲もよくわかっていないのに、もう本番となってしまいました。
このオペラは女性は一人も出演せず、男性のみという変わったものです。イギリスの軍艦内でのお話ですが、ストーリーもよく知らないし、皆男性で軍服を着て声の判別がしにくいことからか、いまいち理解できていません。しかし舞台全体を船に見立て、飛び出た船首が上下することで甲板と船内をうまく演出する見ごたえのある舞台でした。
指揮はジェフリー・テイト。生まれつきお体が不自由で歩行が困難なために、開演かなり前から指揮台にスタンバイし、ぴったりあった高さの椅子に腰かけ、それからはずっとその場所。カーテンコールでも舞台には立たず、その場で歌手やオーケストラを称えてくださるのでした。
舞台も音楽も悪くないのに、なぜかピリッとしないこのオペラ。私だけが感じるのでしょうか…。実はこの曲はヴァイオリンにしては本当に珍しく、休みのとても多い曲なのです。普段は1音に対する時給がほかの楽器の数百倍くらい低いのではないかと思ってしまうほど忙しく弾きっぱなしのヴァイオリンですが、この曲は少し弾くと、数十小節休みという感じです。その為その間真横の舞台をボ~っと見て、また少し弾いての繰り返し。たまに水を浴びたようにびっくりするほど早い個所などありますが…。普段は休みが多い楽器はいいな~と思っていましたが、休みが多いのもそれなりにテンションを保つのが大変なのだと気付いた次第です。
さて、久しぶりにバスティーユでの本番が終わった後、メトロ1番線に乗って家に帰ろうといたら、止まっていました。シャトレからナシオンまでの区間が夜10時以降6月半ばまで運行休止と書いてあるでは…。最近は夜にバスティーユに行くこともなかったし、あまり注意して掲示を見ていなかったので気付いていませんでした…。これには本当に参ってしまいます。3000人もの観客がオペラが終わった後、メトロがないなんて…。バスティーユは他の線も通ってはいるものの、やはりパリを東西に結ぶ1番線の利用者が圧倒的に多い気がします。工事するのならせめて0時以降にして欲しい…。これから6月半ばまでの帰りの足を思うと、気が重くなります。
このオペラは女性は一人も出演せず、男性のみという変わったものです。イギリスの軍艦内でのお話ですが、ストーリーもよく知らないし、皆男性で軍服を着て声の判別がしにくいことからか、いまいち理解できていません。しかし舞台全体を船に見立て、飛び出た船首が上下することで甲板と船内をうまく演出する見ごたえのある舞台でした。
指揮はジェフリー・テイト。生まれつきお体が不自由で歩行が困難なために、開演かなり前から指揮台にスタンバイし、ぴったりあった高さの椅子に腰かけ、それからはずっとその場所。カーテンコールでも舞台には立たず、その場で歌手やオーケストラを称えてくださるのでした。
舞台も音楽も悪くないのに、なぜかピリッとしないこのオペラ。私だけが感じるのでしょうか…。実はこの曲はヴァイオリンにしては本当に珍しく、休みのとても多い曲なのです。普段は1音に対する時給がほかの楽器の数百倍くらい低いのではないかと思ってしまうほど忙しく弾きっぱなしのヴァイオリンですが、この曲は少し弾くと、数十小節休みという感じです。その為その間真横の舞台をボ~っと見て、また少し弾いての繰り返し。たまに水を浴びたようにびっくりするほど早い個所などありますが…。普段は休みが多い楽器はいいな~と思っていましたが、休みが多いのもそれなりにテンションを保つのが大変なのだと気付いた次第です。
さて、久しぶりにバスティーユでの本番が終わった後、メトロ1番線に乗って家に帰ろうといたら、止まっていました。シャトレからナシオンまでの区間が夜10時以降6月半ばまで運行休止と書いてあるでは…。最近は夜にバスティーユに行くこともなかったし、あまり注意して掲示を見ていなかったので気付いていませんでした…。これには本当に参ってしまいます。3000人もの観客がオペラが終わった後、メトロがないなんて…。バスティーユは他の線も通ってはいるものの、やはりパリを東西に結ぶ1番線の利用者が圧倒的に多い気がします。工事するのならせめて0時以降にして欲しい…。これから6月半ばまでの帰りの足を思うと、気が重くなります。
by lisa_oshima
| 2010-04-23 17:51
| パリ・オペラ座