2010年 07月 08日
腱鞘炎 |
6月から痛めていた右手。使いすぎだから少し休んでいればすぐに治るだろう…という考えはかなり甘かったらしく、結局今シーズンは復帰できないまま、事実上のバカンス突入となってしまいました。とは言え、仕事の最終日に医師の診療を受けなければならないし、その間もいつ社会保険の方の訪問を受けるかわからないので、基本的に自宅でおとなしくしてなければなりません。
最初は前腕部の筋肉の痛みでしたが、今はそれは改善し、手首の腱鞘炎が問題です。手首の小指側の筋がかなり傷み、長時間の演奏が無理な状態なのです。これだけ弾かずに休んでいるのに、なかなか回復しないとは初めてです。年とともに回復力が落ちているのか、よっぽど疲れがたまっていたのか…。
お医者様には「とにかく休むしかないよね~。患部に毎日数回シャワーをあてるとか。あとは弓を持つポジションを変えるとか??」と言われ、特に最後のフレーズにはかなり気分を害し…。
私のロンドン時代の先生アンドリエフスキーは、楽器演奏の際の筋肉の使い方などの研究でドクターを取っている方です。楽器を演奏するポジションによって、体への負担のかかり方も違ってくるし、演奏者生命を脅かすまでに発展する場合も多々あります。(先生ご自身がそうであったように…)なので人一倍構え方や弾き方、腕の位置などについて学んだ感がありました。そして先生からも「君の演奏ポジションは自然で無理のないものだから、今後問題が起こる可能性は多分ない。問題があっても、それは使いすぎから来る疲れだからまずは3時間、そして3日、1週間、3週間と休めば必ず回復する。」とお墨付きだったのです。
それなのに、バイオリンをどう弾くかも知らないお医者さまからのあの言葉…。しかし腱鞘炎についてネットサーフィンをしているうちに、面白い記事を発見しました。
接骨院の中の記事だったか…、バイオリニストと腱鞘炎というもので、そこの先生がオーケストラの音楽会に行った際に一人だけ背中の動きの違うバイオリニストがいて、それがコンサートマスターだった。他の人は腕だけで弾いている感じなのに、そのコンマスは背中の筋肉も使って弾いていたと…。そこがほかの人との差となってうまいのだろう、そして背中の筋肉を使って弾けば腱鞘炎になりにくいというような、かなり偏見のある記事でしたが、考えてみるとあながち間違ってもいないかも…。
オケの中、特にピットの中は狭いし、長時間しかもほぼ毎日本番という状況でコンディションを保つには、なるべく無駄な動きをなくし、疲れないように弾く。ということが優先されます。しかし自分では筋肉の動きをセーブして楽に弾いていたつもりが、実は身体全体の動きを止めて不自然な動きになっていたのかなとも思ってきました。しかもオケの中ではトップでない限り、演奏する際に動いてはほかの人の迷惑になるので、体が自然と固くなっているかも。。。特に私の場合はオケとソロでは、弾いた後の体の疲れ方が違うので、きっと意識せずとも違う弾き方となっているのでしょう…。
オケでの弾き方を変えるときなのかもしれません…。
最初は前腕部の筋肉の痛みでしたが、今はそれは改善し、手首の腱鞘炎が問題です。手首の小指側の筋がかなり傷み、長時間の演奏が無理な状態なのです。これだけ弾かずに休んでいるのに、なかなか回復しないとは初めてです。年とともに回復力が落ちているのか、よっぽど疲れがたまっていたのか…。
お医者様には「とにかく休むしかないよね~。患部に毎日数回シャワーをあてるとか。あとは弓を持つポジションを変えるとか??」と言われ、特に最後のフレーズにはかなり気分を害し…。
私のロンドン時代の先生アンドリエフスキーは、楽器演奏の際の筋肉の使い方などの研究でドクターを取っている方です。楽器を演奏するポジションによって、体への負担のかかり方も違ってくるし、演奏者生命を脅かすまでに発展する場合も多々あります。(先生ご自身がそうであったように…)なので人一倍構え方や弾き方、腕の位置などについて学んだ感がありました。そして先生からも「君の演奏ポジションは自然で無理のないものだから、今後問題が起こる可能性は多分ない。問題があっても、それは使いすぎから来る疲れだからまずは3時間、そして3日、1週間、3週間と休めば必ず回復する。」とお墨付きだったのです。
それなのに、バイオリンをどう弾くかも知らないお医者さまからのあの言葉…。しかし腱鞘炎についてネットサーフィンをしているうちに、面白い記事を発見しました。
接骨院の中の記事だったか…、バイオリニストと腱鞘炎というもので、そこの先生がオーケストラの音楽会に行った際に一人だけ背中の動きの違うバイオリニストがいて、それがコンサートマスターだった。他の人は腕だけで弾いている感じなのに、そのコンマスは背中の筋肉も使って弾いていたと…。そこがほかの人との差となってうまいのだろう、そして背中の筋肉を使って弾けば腱鞘炎になりにくいというような、かなり偏見のある記事でしたが、考えてみるとあながち間違ってもいないかも…。
オケの中、特にピットの中は狭いし、長時間しかもほぼ毎日本番という状況でコンディションを保つには、なるべく無駄な動きをなくし、疲れないように弾く。ということが優先されます。しかし自分では筋肉の動きをセーブして楽に弾いていたつもりが、実は身体全体の動きを止めて不自然な動きになっていたのかなとも思ってきました。しかもオケの中ではトップでない限り、演奏する際に動いてはほかの人の迷惑になるので、体が自然と固くなっているかも。。。特に私の場合はオケとソロでは、弾いた後の体の疲れ方が違うので、きっと意識せずとも違う弾き方となっているのでしょう…。
オケでの弾き方を変えるときなのかもしれません…。
by lisa_oshima
| 2010-07-08 18:47
| エトセトラ