2016年 12月 08日
CDデビュー |
仕事が本当に忙しく大変だった上に、私自身のCDデビューがありました。
CDの録音自体は去年の秋にウィーンで行い、12月1日にイギリスのQuartz社からリリースされました。
その日の午後にロンドンで発売記念コンサートを開き、レセプションも行った後、夕方BBCラジオで演奏とインタビューの収録が生放送で行われるという、超過酷スケジュールでした。
コンサートは特に普通のものと変わらないので、落ち着いて楽しく終わりましたが、ラジオの収録は・・・。地獄でした。
指定された時間に入口にむかえに来てもらいスタジオ入りというスケジュールにもかかわらず、30分近く寒い玄関で待たされ、やっとスタジオに入ればすぐにサウンドチェック。5分も弾かないうちに、既に生放送中の番組だったので横でニュースを読んだりおしゃべりが入り、「はい弾いて」と言われ弾き始めたら既に生放送本番だったという・・・。5分の曲を3曲でその間におしゃべりということだったので、弾いたらすぐに横のマイクに移動し話し、また足音を立てないよう速やかにピアノの横に移動して弾くの繰り返し。
体は冷たいままで何をする間もないあたふたの状況。日本語でもきっとわけの分からない事を言うであろう中で、もうめちゃくちゃの英語で舞い上がり、頭は真っ白。穴があったら入りたいとはまさにこのような状況でしょう。それがオンタイムで流れ、結構な人から聞いたと報告を受け、嬉しくも大変恥ずかしい思いでいっぱいでした。
日本でのこのCDの発売はまだ未定なのですが、決まり次第お知らせいたします。またどんなに遅くとも9月3日に東京文化会館の小ホールでリサイタルがあるので、その際には販売されます。
プロコフィエフの作品集で、ヴァイオリンソナタ第1番、5つのメロディー、シンデレラ、ロミオとジュリエットの作品が収録されております。シンデレラとロミオとジュリエットはヴァイオリンとピアノのために編曲されたものですが、この2つが同時にカップリングされたものは他にありません。
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
by lisa_Oshima
| 2016-12-08 04:31
| エトセトラ