2008年 05月 14日
ヴェンゲーロフ |
ヴェンゲーロフがヴァイオリンの演奏活動を休止するということを耳にし、必死で調べたら記事がありました。私のリサイタルの日、4月5日付のタイムズ紙で。
右肩の故障でこの1年以上キャンセルばかりだったヴェンゲーロフでしたが、記事によると肩はもう完治したけれど、今後は教育活動と指揮にとりあえず専念するとか。あくまでも怪我によってヴァイオリンを離れるのではなく、指揮に専念するために離れるのだと強調していましたが、本当にそうでしょうか?「時期は未定だけれど、いつかはヴァイオリンもまた弾く。ただし今までのようなスケジュールではないけれど。」と言っているということは、どう考えても今までのペースに耐えうるだけの回復は見込めないからとしか思えません。
以前から彼の弾く無理な姿勢がたたって、首の神経がおかしくなっているらしいという話は聞いていましたが、ここまで深刻だったとは・・・。
このニュースは私にとって色々な意味で衝撃的でした。まず世界最高のステージ料(500万円)を取るヴァイオリニストがこんなに若くして引退してしまうこと。そしてこのような故障の恐ろしさ。
いくらケアしてもそれをはるかに上回る量のステージと練習量をこなさなければいけないということは、文字通り身を削っているということです。今後の身体のメンテナンスや自分の音楽の道に対する方向性、真剣に考えるきっかけとなりそうです。
ヴェンゲーロフの魅力はなんといっても華麗なテクニックと、美しい音で、音楽家というよりもヴァイオリニスティックな要素の大きい人なので、指揮者としてはどうだろうといささか疑問はありますが、今後の活動が楽しみです。
記事の最後にガールフレンドについて出ていました。イギリス人のトランペットの彼女とシリアスに付き合ってるみたいです。それこそ昔は世界各都市に彼女がいると言う噂もありましたが。
私がロンドンにいた頃、ロストロポービッチのコンサートを聴きに行ったらヴェンゲーロフも聴きに来ていました。休み時間に目が合い、コンサート終了後に知人に会う為に楽屋に行くと、ロストロに会いに来た彼とまた会って話しかけられました。とてもフレンドリーな感じで、ちょうど次の日にある彼のコンサートのチケットを買っていたのでその旨を言うと、「じゃあまた明日会えるね」と。もちろん次の日は客席から拝見したのみですが。
でも、なるほど、女性の接し方がさすがに上手いなと感心した思い出があります。
右肩の故障でこの1年以上キャンセルばかりだったヴェンゲーロフでしたが、記事によると肩はもう完治したけれど、今後は教育活動と指揮にとりあえず専念するとか。あくまでも怪我によってヴァイオリンを離れるのではなく、指揮に専念するために離れるのだと強調していましたが、本当にそうでしょうか?「時期は未定だけれど、いつかはヴァイオリンもまた弾く。ただし今までのようなスケジュールではないけれど。」と言っているということは、どう考えても今までのペースに耐えうるだけの回復は見込めないからとしか思えません。
以前から彼の弾く無理な姿勢がたたって、首の神経がおかしくなっているらしいという話は聞いていましたが、ここまで深刻だったとは・・・。
このニュースは私にとって色々な意味で衝撃的でした。まず世界最高のステージ料(500万円)を取るヴァイオリニストがこんなに若くして引退してしまうこと。そしてこのような故障の恐ろしさ。
いくらケアしてもそれをはるかに上回る量のステージと練習量をこなさなければいけないということは、文字通り身を削っているということです。今後の身体のメンテナンスや自分の音楽の道に対する方向性、真剣に考えるきっかけとなりそうです。
ヴェンゲーロフの魅力はなんといっても華麗なテクニックと、美しい音で、音楽家というよりもヴァイオリニスティックな要素の大きい人なので、指揮者としてはどうだろうといささか疑問はありますが、今後の活動が楽しみです。
記事の最後にガールフレンドについて出ていました。イギリス人のトランペットの彼女とシリアスに付き合ってるみたいです。それこそ昔は世界各都市に彼女がいると言う噂もありましたが。
私がロンドンにいた頃、ロストロポービッチのコンサートを聴きに行ったらヴェンゲーロフも聴きに来ていました。休み時間に目が合い、コンサート終了後に知人に会う為に楽屋に行くと、ロストロに会いに来た彼とまた会って話しかけられました。とてもフレンドリーな感じで、ちょうど次の日にある彼のコンサートのチケットを買っていたのでその旨を言うと、「じゃあまた明日会えるね」と。もちろん次の日は客席から拝見したのみですが。
でも、なるほど、女性の接し方がさすがに上手いなと感心した思い出があります。
by lisa_Oshima
| 2008-05-14 07:22