2008年 12月 10日
ベジャール |
朝から雪が吹雪く寒い1日だった昨日、バレエのベジャールが開幕しました。
昨年亡くなった振り付け師ベジャールへのオマージュと言うこのプロジェクト、シュトラウスの4つの最後の歌、ストラヴィンスキーの火の鳥、春の祭典と言うへヴィープログラムです。
年末まで続くこの公演は2つのオーケストラ、緑と青の両方が担当するので、リハーサルも2つで分担したため、曲が難しい割には全て1回くらいしか通さないと言う恐ろしい状況の中、本番に臨まなくてはなりませんでした。
しかも初日の昨日はガラ公演と言うことで、それに加え、マーラーの交響曲5番のアダージェットと、同じくマーラーのリーダーもありました。アダージェットではオペラ座に初めて来たという男性バレエダンサーがソロを踊ったのですが、噂によると素晴らしかったそうです。終了後のカーテンコールでもこれで公演を終わりにしても良いほどの熱狂振りでした。正体のわからないこのダンサー、オケ内では勝手にベジャールの弟子として理解されています・・・。
今回、セカンドヴァイオリンの後ろのほうに私は座っているので、金管楽器の目の前です。ストラヴィンスキーはトランペットだけでも4,5人いる大編成なので、その音のすさまじさは想像を超えています。曲の最初から最後まで耳栓をしていても、耳をつんざくような騒音(?!)に頭がくらくらしてきます。特に春の祭典は1小節ごとに拍子が変わる難曲で、よほど集中してきちんと数えながら弾かないと直ぐに飛び出したりずれたりしてしまいますが、この状態ではそんなことはとても出来ず・・・。途中から思考回路が停止してしまいました。
さて、昨日仕事場に着くと、入り口で来年からオペラ座の音楽監督に就任するフィリップ・ジョーダン氏を見ました。彼はちょうど出てきた所。残念ながら私は彼の指揮で弾いたことはないので、実際にお会いしたことはありませんでしたが、写真で見た顔と同じ顔、と思いじろじろ見ると、あちらも楽器を持つ私をオケの団員だろうと言う感じでじろじろ・・・。そして、こんばんはと話しかけてきてくれました。
まだ35歳の若くハンサムなジョーダン氏。みんなの期待も高く来年からが本当に楽しみです。
昨年亡くなった振り付け師ベジャールへのオマージュと言うこのプロジェクト、シュトラウスの4つの最後の歌、ストラヴィンスキーの火の鳥、春の祭典と言うへヴィープログラムです。
年末まで続くこの公演は2つのオーケストラ、緑と青の両方が担当するので、リハーサルも2つで分担したため、曲が難しい割には全て1回くらいしか通さないと言う恐ろしい状況の中、本番に臨まなくてはなりませんでした。
しかも初日の昨日はガラ公演と言うことで、それに加え、マーラーの交響曲5番のアダージェットと、同じくマーラーのリーダーもありました。アダージェットではオペラ座に初めて来たという男性バレエダンサーがソロを踊ったのですが、噂によると素晴らしかったそうです。終了後のカーテンコールでもこれで公演を終わりにしても良いほどの熱狂振りでした。正体のわからないこのダンサー、オケ内では勝手にベジャールの弟子として理解されています・・・。
今回、セカンドヴァイオリンの後ろのほうに私は座っているので、金管楽器の目の前です。ストラヴィンスキーはトランペットだけでも4,5人いる大編成なので、その音のすさまじさは想像を超えています。曲の最初から最後まで耳栓をしていても、耳をつんざくような騒音(?!)に頭がくらくらしてきます。特に春の祭典は1小節ごとに拍子が変わる難曲で、よほど集中してきちんと数えながら弾かないと直ぐに飛び出したりずれたりしてしまいますが、この状態ではそんなことはとても出来ず・・・。途中から思考回路が停止してしまいました。
さて、昨日仕事場に着くと、入り口で来年からオペラ座の音楽監督に就任するフィリップ・ジョーダン氏を見ました。彼はちょうど出てきた所。残念ながら私は彼の指揮で弾いたことはないので、実際にお会いしたことはありませんでしたが、写真で見た顔と同じ顔、と思いじろじろ見ると、あちらも楽器を持つ私をオケの団員だろうと言う感じでじろじろ・・・。そして、こんばんはと話しかけてきてくれました。
まだ35歳の若くハンサムなジョーダン氏。みんなの期待も高く来年からが本当に楽しみです。
by lisa_Oshima
| 2008-12-10 19:31
| パリ・オペラ座