2009年 05月 18日
本番でのハプニング |
しつこいほどに、仮面舞踏会がまだ続いています・・・。
しかし今日の本番は波乱含みでした。調弦も済ませあとは客席が暗くなり、指揮者の登場を待つのみなのに、5分過ぎても会場の様子が変わりません。すると舞台で技術上の問題があるために少しの間お待ちくださいというアナウンスが。そういえば前回も次の幕へ変わるときに下りてくるはずのカーテンが下りずに、お客様の拍手もなくなったと言うのに、歌手が舞台袖へ引き上げられずに固まって困っていました。
ほんの少しの筈が延々に待たされました。その間客席の様子がおかしいなと思っていると、急病人が出たらしく、そちらのほうも心配に。結局30分始まるのが遅れました。
そして3幕の前に再びアナウンスが。レナート役のTezierが病気のために調子が悪いけれど、最後まで歌いますと言うものでした。他の役は皆ダブルキャストなのに、彼だけはたった一人でここまでずっと歌ってきたので疲れが出たのでしょう。しかもウェルテルのときから出っ放しだったので。しかし調子の悪さをものともせずに、いつもと同じように素晴らしい歌声だったのはお見事です。
この様に、オペラと言うのは普通のコンサートよりもハプニングがつき物です。
ちなみに来週幕が開くトスカではとても怖い思いをした同僚がいます。数年前に公演した際に、本番中舞台上で歌手がつかみ合いの演技をしているときに手から刀が離れ、ビオラを弾いている彼の真横に落ちてきたのだそうです。ちょうど床に落ちたからよかったものの、数センチずれていたら頭を直撃していた筈。それ以降、舞台の横オーケストラピットがせり出す部分に定置網漁法のような網が張られるようになったそうです。
また3幕で子役が出て歌う場面で先日の練習中、突然鳥のばたばたと言う羽の音が聞こえてきました。そして奥から誰かが出てきて、子役の子と何かを奮闘している様子なのです。私達は何が起こったのかわかりませんでしたが、指揮者が「鳥が死んだの?」と言う言葉を発したことで、舞台上で生きた鳥が使われていることを初めて知ったのです。そこまで凝った演出とは・・・。しかし本番中に客席へ飛び立ってしまったらどうするのでしょう??
同じことばかりが続くと、たまのハプニングが新鮮に感じてしまうのですが、やはり何事も起きずに越したことはありません。舞台上の安全を願うばかりです。
しかし今日の本番は波乱含みでした。調弦も済ませあとは客席が暗くなり、指揮者の登場を待つのみなのに、5分過ぎても会場の様子が変わりません。すると舞台で技術上の問題があるために少しの間お待ちくださいというアナウンスが。そういえば前回も次の幕へ変わるときに下りてくるはずのカーテンが下りずに、お客様の拍手もなくなったと言うのに、歌手が舞台袖へ引き上げられずに固まって困っていました。
ほんの少しの筈が延々に待たされました。その間客席の様子がおかしいなと思っていると、急病人が出たらしく、そちらのほうも心配に。結局30分始まるのが遅れました。
そして3幕の前に再びアナウンスが。レナート役のTezierが病気のために調子が悪いけれど、最後まで歌いますと言うものでした。他の役は皆ダブルキャストなのに、彼だけはたった一人でここまでずっと歌ってきたので疲れが出たのでしょう。しかもウェルテルのときから出っ放しだったので。しかし調子の悪さをものともせずに、いつもと同じように素晴らしい歌声だったのはお見事です。
この様に、オペラと言うのは普通のコンサートよりもハプニングがつき物です。
ちなみに来週幕が開くトスカではとても怖い思いをした同僚がいます。数年前に公演した際に、本番中舞台上で歌手がつかみ合いの演技をしているときに手から刀が離れ、ビオラを弾いている彼の真横に落ちてきたのだそうです。ちょうど床に落ちたからよかったものの、数センチずれていたら頭を直撃していた筈。それ以降、舞台の横オーケストラピットがせり出す部分に定置網漁法のような網が張られるようになったそうです。
また3幕で子役が出て歌う場面で先日の練習中、突然鳥のばたばたと言う羽の音が聞こえてきました。そして奥から誰かが出てきて、子役の子と何かを奮闘している様子なのです。私達は何が起こったのかわかりませんでしたが、指揮者が「鳥が死んだの?」と言う言葉を発したことで、舞台上で生きた鳥が使われていることを初めて知ったのです。そこまで凝った演出とは・・・。しかし本番中に客席へ飛び立ってしまったらどうするのでしょう??
同じことばかりが続くと、たまのハプニングが新鮮に感じてしまうのですが、やはり何事も起きずに越したことはありません。舞台上の安全を願うばかりです。
by lisa_Oshima
| 2009-05-18 06:54
| パリ・オペラ座