2009年 07月 04日
ピット内の暑さ |
この1週間、連日30度以上の真夏日となっているパリ。冷房がないこの国で、この気温は、大変です。湿度は日本ほど高くないので、窓を開けっ放しにしていたり、日陰では過ごせますが、バスや電車の中、そして練習のために窓を閉じていると気がおかしくなりそうです。
オペラ座では一応冷房設備はありますが、バスティーユは効き過ぎて寒いし、ガルニエはほとんど効かずに暑いと、上手くいきません。今私達は連日ガルニエでの仕事なので、暑さと戦っています。
ただでさえ暑いのに、ピット内で袖のない服を着てはいけないという、分けのわからない規則があります。ノースリーブは言語道断、半袖でもいけません。しかしあまりの暑さにその規則を破る女性が続出。規則も皆で破れば怖くないとばかりに涼しい格好をしていたら、一斉に取締りを受け、念のために持っていた上着を着せられたのです。そしてその日以降はさすがに皆嫌々ながら長袖を着るようになりました。しかし狭くただでさえ空気の悪いピット内、その上皆で弾く熱気で気温も上昇し、30分もすると意識が朦朧となってきます。
その為集中力も切れ、あちらこちらでミスが連発。こんな状況なら半袖を着るか、録音を流すほうがましなのでは??と思ってしまいました。
普段はやりたい放題のフランス人。何故か変な所、規則にこだわったりします。
2時間の公演が終わり、「暑かったね~」と隣の人に言うと、「うん、でもダンサーはもっと暑そうな衣装着て大変だよね~」と言う言葉が返ってきました。自分のことで精一杯で舞台の上まで考える気力もありませんでしたが、確かに皆何枚も重なった暑苦しそうな衣装を着ています。しかも鶏のきぐるみを着ている人なんて、中は蒸し風呂状態でしょう・・・。練習中、きぐるみを着ずにレオタード姿で踊っていたときですら、大きな動きで大変そうだったのに・・・・。彼らを思えば、私達の暑さも大したことがないのかもと思えます。
遠くで見ている分にはきれいで優雅なバレエですが、間近で見ると汗はだらだら、息はゼイゼイ。おまけに新陳代謝の活発な若い人が多いからか、エレベーターで乗り合わせると逃げたくなるほどの体臭です。舞台で一緒に踊るパートナーは大変だなあ・・・などとどうでもいいことを想像してしまいます。
まだまだ続くラフィーユ マルガルデ。せめてもう少し涼しくなってくれると良いのですが・・・。
オペラ座では一応冷房設備はありますが、バスティーユは効き過ぎて寒いし、ガルニエはほとんど効かずに暑いと、上手くいきません。今私達は連日ガルニエでの仕事なので、暑さと戦っています。
ただでさえ暑いのに、ピット内で袖のない服を着てはいけないという、分けのわからない規則があります。ノースリーブは言語道断、半袖でもいけません。しかしあまりの暑さにその規則を破る女性が続出。規則も皆で破れば怖くないとばかりに涼しい格好をしていたら、一斉に取締りを受け、念のために持っていた上着を着せられたのです。そしてその日以降はさすがに皆嫌々ながら長袖を着るようになりました。しかし狭くただでさえ空気の悪いピット内、その上皆で弾く熱気で気温も上昇し、30分もすると意識が朦朧となってきます。
その為集中力も切れ、あちらこちらでミスが連発。こんな状況なら半袖を着るか、録音を流すほうがましなのでは??と思ってしまいました。
普段はやりたい放題のフランス人。何故か変な所、規則にこだわったりします。
2時間の公演が終わり、「暑かったね~」と隣の人に言うと、「うん、でもダンサーはもっと暑そうな衣装着て大変だよね~」と言う言葉が返ってきました。自分のことで精一杯で舞台の上まで考える気力もありませんでしたが、確かに皆何枚も重なった暑苦しそうな衣装を着ています。しかも鶏のきぐるみを着ている人なんて、中は蒸し風呂状態でしょう・・・。練習中、きぐるみを着ずにレオタード姿で踊っていたときですら、大きな動きで大変そうだったのに・・・・。彼らを思えば、私達の暑さも大したことがないのかもと思えます。
遠くで見ている分にはきれいで優雅なバレエですが、間近で見ると汗はだらだら、息はゼイゼイ。おまけに新陳代謝の活発な若い人が多いからか、エレベーターで乗り合わせると逃げたくなるほどの体臭です。舞台で一緒に踊るパートナーは大変だなあ・・・などとどうでもいいことを想像してしまいます。
まだまだ続くラフィーユ マルガルデ。せめてもう少し涼しくなってくれると良いのですが・・・。
by lisa_Oshima
| 2009-07-04 07:50
| パリ・オペラ座