2010年 11月 30日
白鳥の湖 |
楽しみにしていた白鳥の湖の公演が始まりました。
初日の昨日はアニエスとマルチネスのペアで、さぞかし優美な白鳥を見られるだろうと期待していたのですが…。席に着いて配役表を見た途端、あまりのショックに帰りたくなってしまいました。エミリー・コゼットとカール・パケットに変わっているではありませんか…。二人の踊りを客席で見たことはありませんが、ピットの中からみる限りではあまり魅力を感じたことがない二人。
この演目は何と言っても2幕と4幕での白鳥の美しさに惹かれます。薄明かりの中、白鳥に扮した群衆の手の微妙な動きのしなやかさは息をのむほどに美しいです。よくパリオペラのバレエはロシアのバレエ団に比べると、太っているし揃っていないと言われますが、洗練されたエレガンスさや空気感を持つパリのバレエの方が私は好きです。
1,3幕では絵画のような色彩感の舞台の中、躍動感のある踊りが素敵でした。
そしてロットバルト役のシュテファン・ビュヨンは私の好きなダンサー。ニヒルな感じが役によく合い、ソロの踊りでも大喝采を浴びていました。
これだけ周りは盛り上がっているのに肝心の主役が…。コゼットは際立った魅力はないけれどよく頑張っていたなと思うのですが、パケットが…。丁寧で王子らしく優雅な動きだなと最初の頃は思っていましたが、音楽が進むにつれてその丁寧さがあまりにも重く、流れが止まって見えてきてしまうのでした。何となく体も重そうでメリハリもないし、静止姿勢も足が下がってぐらついてしまったり…。結局最後まで、なんだかな~で終わってしまいました。
カーテンコールでも盛り上がる一方、私の近くの人は主役の二人が出るたびに、大きなブ~を言っていたほどです。美しかったけれど、不満も残る公演でした。
初日の昨日はアニエスとマルチネスのペアで、さぞかし優美な白鳥を見られるだろうと期待していたのですが…。席に着いて配役表を見た途端、あまりのショックに帰りたくなってしまいました。エミリー・コゼットとカール・パケットに変わっているではありませんか…。二人の踊りを客席で見たことはありませんが、ピットの中からみる限りではあまり魅力を感じたことがない二人。
この演目は何と言っても2幕と4幕での白鳥の美しさに惹かれます。薄明かりの中、白鳥に扮した群衆の手の微妙な動きのしなやかさは息をのむほどに美しいです。よくパリオペラのバレエはロシアのバレエ団に比べると、太っているし揃っていないと言われますが、洗練されたエレガンスさや空気感を持つパリのバレエの方が私は好きです。
1,3幕では絵画のような色彩感の舞台の中、躍動感のある踊りが素敵でした。
そしてロットバルト役のシュテファン・ビュヨンは私の好きなダンサー。ニヒルな感じが役によく合い、ソロの踊りでも大喝采を浴びていました。
これだけ周りは盛り上がっているのに肝心の主役が…。コゼットは際立った魅力はないけれどよく頑張っていたなと思うのですが、パケットが…。丁寧で王子らしく優雅な動きだなと最初の頃は思っていましたが、音楽が進むにつれてその丁寧さがあまりにも重く、流れが止まって見えてきてしまうのでした。何となく体も重そうでメリハリもないし、静止姿勢も足が下がってぐらついてしまったり…。結局最後まで、なんだかな~で終わってしまいました。
カーテンコールでも盛り上がる一方、私の近くの人は主役の二人が出るたびに、大きなブ~を言っていたほどです。美しかったけれど、不満も残る公演でした。
by lisa_oshima
| 2010-11-30 19:27
| パリ・オペラ座