2009年 04月 23日
デボラ・ヴォイト |
先週から始まったオペラの仮面舞踏会。もともと主役はダブルキャストでしたが、ドレスリハーサルの日になって、バリトンのレナート役までが降番で変更になってしまいました。しかしその代わりに来た歌手が、先日の「ウェルテル」でヴィラゾンとダブルキャストだったLudvic Tezier。ウェルテルの時も暖かで力強い声が魅力的でしたが、今回も本当に素晴らしい歌声を披露しています。豊満な上に張りのある声はまさに今絶頂期にある気がします。
アメーリアを歌うソプラノのデボラ・ヴォイトは、数年前に太りすぎを理由にロイヤルオペラの舞台を降ろされ大きな話題となりましたが、その後胃を切除する手術を受けその舞台に戻ったと言うことでまた話題になりました。
実は彼女が受けたその手術は、私の知り合いのアメリカ人のチェリストも受けています。ピーク時の半分の体重になったそのチェリストの彼は、今でもかなり大きな人ですが、手術を受けたことによってヘルシーな生活へと変わり、チェロを弾く上でも持久力がつくようになったと言っていました。ただパスポートの写真は太っていた当時のままなので、空港のパスポートコントロールでは必ずしつこく尋問され、何度も奥の部屋に連れて行かれ写真と実際を見比べられるのが困ると。それだけ急激に体重が落ちたことで、見た目は相当老け込んでしまったように思えます。
そのように実際にその手術を受けた人を知っていたので、ヴォイトの話を聞いたときも、さほど驚くこともありませんでした。チェリストの彼とは反対に、ヴォイトは昔の写真と比べると、今は本当にスリムで綺麗になりました。手術後のメンテナンスの違いか、女性だからか・・・。
その歌声は、とにかくびっくりするほど声量があります。明るく綺麗な声なのですが、過剰なヴィブラートで言葉の発音も明瞭でないので、テキストを読んでもどこを歌っているのかわからないほどです。壊れた蓄音機のような印象すら持ってしまいました。もちろん偉大な歌手なのは疑いようもない事実ですが、私の好みからは程遠く、ちょっと残念です。
カーテンコールではオケ内の熱狂的な拍手を受けるTezierの直ぐ後にヴォイトが出ると、水を打ったように静かにしら~っとした雰囲気がオケ内に流れます。お客様からはかなりのブラヴォーも出ているのに、あなた達のその態度は何よ、と言いたそうな目をしてオケを見る彼女を見ると可哀想になってしまいます。。。
アメーリアを歌うソプラノのデボラ・ヴォイトは、数年前に太りすぎを理由にロイヤルオペラの舞台を降ろされ大きな話題となりましたが、その後胃を切除する手術を受けその舞台に戻ったと言うことでまた話題になりました。
実は彼女が受けたその手術は、私の知り合いのアメリカ人のチェリストも受けています。ピーク時の半分の体重になったそのチェリストの彼は、今でもかなり大きな人ですが、手術を受けたことによってヘルシーな生活へと変わり、チェロを弾く上でも持久力がつくようになったと言っていました。ただパスポートの写真は太っていた当時のままなので、空港のパスポートコントロールでは必ずしつこく尋問され、何度も奥の部屋に連れて行かれ写真と実際を見比べられるのが困ると。それだけ急激に体重が落ちたことで、見た目は相当老け込んでしまったように思えます。
そのように実際にその手術を受けた人を知っていたので、ヴォイトの話を聞いたときも、さほど驚くこともありませんでした。チェリストの彼とは反対に、ヴォイトは昔の写真と比べると、今は本当にスリムで綺麗になりました。手術後のメンテナンスの違いか、女性だからか・・・。
その歌声は、とにかくびっくりするほど声量があります。明るく綺麗な声なのですが、過剰なヴィブラートで言葉の発音も明瞭でないので、テキストを読んでもどこを歌っているのかわからないほどです。壊れた蓄音機のような印象すら持ってしまいました。もちろん偉大な歌手なのは疑いようもない事実ですが、私の好みからは程遠く、ちょっと残念です。
カーテンコールではオケ内の熱狂的な拍手を受けるTezierの直ぐ後にヴォイトが出ると、水を打ったように静かにしら~っとした雰囲気がオケ内に流れます。お客様からはかなりのブラヴォーも出ているのに、あなた達のその態度は何よ、と言いたそうな目をしてオケを見る彼女を見ると可哀想になってしまいます。。。
by lisa_Oshima
| 2009-04-23 05:58
| パリ・オペラ座